2020-04-20

吊った首にスポットライトは当たらない

まあよくある左気味の歴史漫画とかの戦時中ストーリーでさ、

・息子が出征

・勇敢な感じで戦死

・お骨が故郷に帰ってきて村中で英雄扱いしてバンザーイ

母親は「お母さん立派な息子さんですね!」「羨ましいです!」とみんなから言われる

母親はい、誇りの息子です」と律儀に対応

・ひとしきり人が帰ったあと、一人で大泣きするお母さん

みたいなのあるじゃん

アレと同じこと今起きてるよなぁって。

営業自粛とか、コンサート自粛(返金もする)とか、収録中止したYoutuberとか、そういう決断をした人に

英断だ!!」

「すばらしい配慮だと思います

かいいねとかコメントたっぷりつくわけよ。

で、まあその英断をした上でなんとかがんばれば大丈夫な人もいるんでしょうけど、

大丈夫じゃない飲食店とかイベント屋もあるわけですよ。

なんぼ国が色々お金貸してくれるとかいってもね、

日銭の商売やってるとこなんか審査通る前に干上がりますよ。

そんで首吊ってる人がいないか?ったらそんなことないわけで。

絶対いる。経済的コロナで死んでる人。

でもその首吊りにはスポットライトは当たらない。

今日も「英断」のストーリーリツイートされて拍手喝采

でもどこかで首を吊ってる英雄だったおっさん普通家族生活もあった、絶望したおっさんの話は一向に回ってこない。

まあ見たくないからね、そんなリアルなもん。

人が見たいのは「英断」のストーリーまでだ。

話を戻すと、戦時中もそんな感じだったんだと思う。

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