もはや死語になったあれだ。
我々は非モテであった。
小学校、中学、高校、大学、そして社会人と彼女を作らない容姿的敗北者。
中学ではバレンタインの日にチョコがどこかに隠されていないかとそわそわし、高校では何かの間違いで告白されないかと願った。
結果、不況もなんのその、年収一千万をザラに超える、青春時代に闇を抱えた人間たちが出来上がった。
もはややっていることは同人誌のブ男にも劣る。
彼らの容姿にかけられた、あるいは恋愛至上主義という呪いが新たな呪いを生んでいるのだ。
君に抱かれる横で醜い豚にやられているよ。
ざまあないな。
すかっとする。
胸が空く思いだ。