■パンケーキ: 何となく仄めかす中途半端な批判が負の感情のみを残す

官房長官が3000円のパンケーキをよく食しているそうで、批判やら擁護やらが集まっている。この件、3000円のパンケーキもそれを食うこともまったく無問題なのだから、何が問題でどうすべきだと思うののかはっきり意見を述べてほしい。

たとえば、良い/悪い/正しい/正しくないは別として、次のような主張・意見であれば理解できるし、具体的な議論にもつながる可能性がある。

• 3000円のパンケーキを食えるほどの報酬は高すぎるから、官房長官（または閣僚の）給与を下げるべきだ。
• 報酬はともかく、庶民の金銭感覚を学ぶために閣僚・官房長官ももっと庶民に近い暮らしをすべきだ
• このような金銭感覚を持つ人を、安倍総理は罷免し、より庶民感覚に近い官房長官を任命すべきだ。
• このような金銭感覚を持つ人を官房長官に任命する安倍総理は、閣僚の任命権者たる総理として不適格であり、与党は別の人物を首班指名すべきだ。
• このような金銭感覚を持つ内閣を生み出す与党は庶民のための政治ができないので、有権者は別の政党に投票すべきだ。
• 菅官房長官を当選させる選挙区民は、庶民感覚を持つ候補が当選するように投票行動を買えるべきだ。
• 3000円のパンケーキを食べていることは庶民感情に配慮してナイショにしておくべきだ。

「金銭感覚のほどが知れる」と仄めかしても、「では何をどうすべきだと思うのですか?」となってしまうよね。その指摘がいいとか悪いとかじゃなくてもね。

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