2019-04-07

パンチキック

キック!」と言いながらパンチするよりも「パンチ!」と言いながらキックする方が強そうだと思った。普通キックの方が強いから。

ただ、問題はそんなに簡単ではないことにすぐ気づいた。

パンチ!」と言いながらパンチする場合と「キック!」と言いながらパンチする場合ではどちらが強いのか、あるいは「キック!」と言いながらキックする場合と「パンチ!」と言いながらキックする場合ではどちらが強いのか、という問題も当然あるからだ。

パンチ!」と言いながらパンチする(あるいは「キック!」と言いながらキックする)方が強い派も当然いると考えられる。

なぜこの主張がそれなりに説得力を持つかというと、自分動作パンチ)と掛け声(「パンチ!」)が完全に連動しているからだ。動作言葉が合わさり、そこに迷いはない。迷いがないということは動きに無駄がないということだ。確信を持った強さだ。

一方、「キック!」と言いながらパンチする(あるいは「パンチ!」と言いながらキックする)場合、これは一種フェイントである。「キック!」と聞いた相手キックが来ると思って構えるが、思いもしないパンチが飛んできてダメージを食らう。これはかなりの高等戦術である。一度フェイントしてしまえば、相手はまたフェイントが来ると思うに違いない。しかし、次はフェイントではなく、「キック!」と言ってキックするという選択肢も当然ある。これは相当強いように思われる。

だが、「キック!」と言いながらパンチするということは、当然動作パンチ)と掛け声(「キック!」)が連動していない。連動していないどころかお互いに邪魔し合っている。このことに自分身体はついていけるのだろうか。おそらく「キック!」と声を出した場合あなたキックしたくなる。それが人情というものだ。キックしたいのに戦術的な理由によって仕方なくパンチする。そこには迷いというか身体拒絶反応がある。高等戦術には違いないが、果たして本当に強い攻撃なのだろうか。

確信を持ってゴリ押ししたい場合は「パンチ!」と言ってパンチするべきであるし、「キック!」と言ってキックするべきだ。

一方、読み合いに持ち込みたいなら「キック!」と言ってパンチするべきなのだ。その場合フェイントによって相手も混乱するが、同時に自分も混乱しているということを忘れてはいけない。この高等戦術を駆使するにはかなりの鍛錬を必要とするだろう。「キック!」と言ってパンチすることに迷いがあればあるだけその攻撃は弱くなる。攻撃が弱いのならゴリ押し相手には勝てなくなるだろう。

世界には四つの攻撃がある。すなわち、

  1. パンチ!」と言いながらのパンチ
  2. キック!」と言いながらのパンチ
  3. キック!」と言いながらのキック
  4. パンチ!」と言いながらのキック

である

動作としてはパンチキックの二択であり、攻撃力が高いのはキックだろう。単純な攻撃力の順番で並べるなら、3>4>1>2だろう。だが実戦はそう単純ではない。キックは連発ができない以上、パンチコンボにも可能性はある。

たとえば、「キック! パンチ! パンチ!」と3コンボ分叫ぶとする。しかし実際にはパンチ3連打だ。つまり、2→1→1のコンボだ。まず「キック!」と言ったのでキックが来ると思ってたらパンチがきて、次は「パンチ!」と言ったから逆をついてキックかと思ったらまたパンチがきて、最後にまた「パンチ!」と言ってきたが今度こそキックかと思っていたらまたパンチが来る。これは相当強い。ただのパンチ3コンボが「キック!」と言ってキックするよりも強いんじゃないかとすら思う。おそるべき可能性だ。

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