2018-11-17

日本版フェアユース導入か?

2018年5月22日 文化メディア著作権法

改正著作権法をざっくり俯瞰する

       ~ガンツ先生なら、はたして何点をつけるのか?」

弁護士 福井健策(骨董通り法律事務所 for the Arts)

https://www.kottolaw.com/column/001689.html

第一に何といっても目立つのは「柔軟な権利制限規定」。恐らく日本では初の、「フェアユースではないけれどそれ的な何か」と言えるものの導入である

これは良い知らせでしょうか。

ただし、よくなさそうなのが下記です。

他方、著作権保護期間については、原則「作者の死後70年」へとストレートに延びる。もともと、延長を求めていたのはそれで受益する欧米政府であり、民間では国際的に反発も強かった。(現状では実演家の生前に切れることさえある著作隣接権は別論として)そもそも作者の死後50年を超えて市場に残っている作品など、それこそ2%程度と言われる。残りの作品は死後70年に保護を延ばしたところで売られていないのだから遺族の収入すら増えず、むしろ権利不明作品海外への支払が増えるだけだろう。どうも、アーカイブ立国にも知財立国にも逆行するように見える。

  • この記事もあった。 https://www.bengo4.com/internet/n_7450/ 海外の権利者に支払う使用料の負担や、契約の拘束がこれまで以上に増すことが予想されます。 欧米は、ミッキーマウスのような古...

  • JASRACがフェアユースに絶対反対するから、日本でフェアユースは無理。

  • 死後50年超えのは廉価で手続きして登録したら権利を保持する形にしたらいいと思うの。できれば公開10年後ぐらいから。 著作物は発表して10年ぐらいすると死蔵され、著作権の...

    • 多分それ、個人の著作者から企業が著作権買い取って権利ビジネスする形になるだけだぞ。

      • それでも公開のために維持する気があるのならいいじゃない。登録するということは、少なくとも誰が権利者は明白になる。 今は使う気も無し、権利を消す気も無し。というか、相続人...

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