ふと今の Web 界隈やエンターテインメント業界、ひいては現実世界に自分の居場所はないと悟った。
まだ小学生くらいの頃、実際にそうであったかはともかく Web 界隈やエンターテインメント業界では実社会を捨てたような人達が第一線で活躍していて、その姿が凄まじく眩しくて自分もこの世界に入りたいと思っていた。
ただ、自分がそこに辿り着いた頃にはもう当時の面影はなくて、 Web は誰もが使う「現実世界の延長線上」のものになっていたし、エンターテインメントに携わる人も「それだけに生きる」とか「命を燃やして何かをする」というよりかは携わりつつも人間らしく生きているみたいな感じになっていた。
一昔前のコンシューマーゲーム業界の人達や Web 界隈の人達が、明日食事にありつけるかも怪しいギリギリのラインで生きていたのがまるで幻だったみたいだった。
ゲームやアニメ、小説などのエンターテインメントに関しても、結局「不満やしがらみから生まれる屈折した何かを表現したもの」が好きだったのであって、段々と刺さるものが少なくなっていっているし、楽しめるには楽しめるけど想像でしか共感できなかったり後には虚無感しか残らないものが多くなっていっている。
もちろん純粋に楽しめるようになりたいという気持ちはあるし、実際そうなろうと思ったこともあったけど、なんだかんだでやっぱり無理な気がしている。
自分と似た人を見つけたと思ってもやっぱり自分とは決定的に違う部分がある。そういう人には迷惑をかけたくないのでなるべく関わらないようにしている。
当時の自分が憧れていた Web なんてものはもう存在しないし、現実世界にも自分の居場所はない。この先どうやって生きていけばいいのかもわからない。そして同時に死ぬわけにもいかない。
増田にも居場所が無いのかい? ここは自由だぜ
居場所はあるけど自分が居なくなるだろ
わかるなあ、とはかんたんには言えないのだろうがまあわかる 自分の感じる面白いものと需要のある領域の折り合える場所なんとか見つけてくしかないんかねえ