1990年代前半のバブル崩壊によって日本は長期に渡って経済が停滞し続けている。
その間の期間は失われた20年とも、30年とも呼ばれていて、日本では中流のボリュームゾーンが消失し、日本の経済そのものが縮小し続けていることになっている。
今の若者たちは皆、経済力が無いので結婚して子供を作ることができず、人口の再生産自体が危ぶまれている。
しかし、今までの約70年間の戦後の歴史の中で、本当に一億総中流が実現したことがあったのだろうか。
1980年代のバブル経済期にしても、国全体のGDPは増えているけど、実質的な経済成長率はそれほど高くはなかったし、国民1人1人の所得も増えていない。
その証拠に、バブル期も非婚化や少子化は進んでいたではないか。
今現在(2018年)の日本人の大半は、1980年代前半の時期の日本人の豊かさと大して変わっていないのではないか。