大丈夫ですよ。
寝れなくても、浅い眠りでも、あたりまえです。
物が落ちただけだったしとか、しななくてよかったとか、関係ない。
怖かったですね。
ペットだってびっくりしたでしょう、揺れているところから逃げようとしたでしょう、人間もショックをうけます。
タイルが割れたぐらいだった。賃貸だった。死ななかった。怪我はなかった。
けど、本当はすごくショックだったし、怖かった。家が壊れた人も、大変な事情の人も、弱い人も、もちろんいたけれど。
自分も、すっごく怖かった。
これは当然のことです。
いいんですよ、怖かった、怖い、どうしよう、って思っても。
あなたがそこそこ普通の顔をすることでさえ、ものすごく頑張っています。
だから……、
あなたが無事でよかった。
大変ですよね、余震は小さくても、揺れを忘れられないから、怖いですよね。
でも、避難の準備をしたり、大事な荷物を集めたりしたら、なにかをやったのなら、本当に偉いです。気持ちをすこし休めても大丈夫ですよ。
がんばったのだから、
あなたははじめてかもしれない体験のなかで、すごく頑張っているのだから。
へらへらしか、できなかったけれど。
あぁ、きつかったなぁ、って自分を許してあげられたのは、随分後のことでした。
あのとき、自分はボランティアをできない自分を責めていたけれど。
心がぐらぐらしているのなら、たっていることすら、あなたは偉いです。
疲れましたよね、大変ですよね。
あなたは一人じゃないです。
あなたが無事でよかった。
心を休めることに罪悪感をもたないでください。
たのしいことがあったら、いつもの日常みたいなのを見たら、笑っても大丈夫です。
眠れるかたは、おやすみなさい。