2018-06-18

ずっと無敵だと思ってた

俺は自分が無敵だと思ってた。

いつも幸せだったからだ。

俺はずっと一人だった。買い物もカラオケ焼肉も一人だ。そしてとてつもなく楽しい

映画を観るときだってもちろんひとりで、この世に存在する映画を観続けるだけで一生幸せに生きれるんじゃないかって本気で思ってた。

ホームレスになったって今と変わらず幸せの自信があった。

どんな状況だろうと幸せになれる自信があった。無敵だった。


ある日、俺は恋をした。

8年ぶりの恋、ほとんど一目惚れだった。

その時から俺は無敵じゃなくなった。

しかった。既読無視に心が揺れた。デートを断られて死にたくなった。

相手からカラオケに誘われただけで人生絶頂かとかつてないテンションになった。


その時気づいた。

これまでの俺は言うなれば馬力±100の人生を歩んでいた。

世の中みんなそうだと思ってた。それが普通だって

でも違ったんだよ。

彼女に会ってから俺は馬力+500~-300くらいで生きてる。

些細なことに幸福を感じニヤニヤし、ラインひとつ絶望する。一喜一憂のでかさがとてつもない。


最高に幸せだ。

人生を楽しむってこういう事なんだ。

世の人間はこんな感覚で生きてたんだ。

俺の人生ってずっと、ポケモンボタン連打して「たいあたり」だけで遊んでたんだ。

でもホントは色んな技があって何を使うか迷ったりしてもっとしかったんだよ。

もう馬力100の頃には戻れない。

この先が知りたい。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん