2018-06-01

anond:20180601115844

白米の友・日本漬物史。その光と影(近代食文化研究会)/そして「福神漬」とは何か? - Togetter

このとにかく塩っ辛い沢庵を、ちょっとずつかじりながら大量の白飯を食べるのが戦前食事スタイルです。

では、カツレツについてくるライスに沢庵をつけたらどうなるでしょうか?

戦前カツレツフォークナイフで食べますナイフで沢庵を刺し、それを齧って、ナイフフォークからこそげ落とし、フォークライスをすくう。非常に面倒くさいこととなります

スプーンだと、突き刺せないぶんフォークよりさらに面倒になります

沢庵をあらかじめ細切れにしておけば、その様な手間が省けます

しかし、1日1万食以上のカレーを売った阪急百貨店をはじめ、巨大食堂須田町食堂のようなチェーン店では大量の漬物毎日消費します。沢庵を細切れにする手間やコスト馬鹿になりません。

そもそも、一本のたくあん漬けを輪切りにする作業すら、漬物を大量に消費する大食堂チェーン店では、手間や作業場やコスト問題にはねかえってきます

ところが、あらかじめ細かく切られており、フォークスプーンですくうのに最適な漬物がありました。福神漬です。

余談ですが日露戦争において、漬物の主役が沢庵から福神漬に変更になった理由の一つが、戦場での兵士の手間の削減にあったのではないかと推測しています

福神漬以外だと、刻み紅生姜フォークスプーンらっきょう漬はスプーンですくいやす漬物です。いずれも、カレー薬味となりました。梅干しスプーンですくえますが、種が厄介です。

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