みんな自分が正しいと思いたいのかなって思った。
自分の思う正義を振り回すのは大いに結構だけど、それが全人類の正義ではないことを理解してないというか。
自分がとことんマイノリティーとして後ろ指刺されたり迫害されたり馬鹿にされたり、そういう攻撃対象になってきたからそんなことを思うのかもしれないけど。
認められたい人が増えたように見えるのは、誰でも大勢から認められるというステージに立ちやすくなったからかな。
インターネットがそれを後押ししているのは間違いないと思う。
じゃあどうして認められたいのか。自分の正義で他人を刺すのか。
みんな不安なんじゃないかな。認められたくて、不安で、自分が自分でいるために、安心するために、誰かを刺す手の感触を求めている。
自分が大衆的であることに安堵しつつ、マイノリティーを叩いて壊して追い出して「ほら、やっぱり自分は間違ってない」って安心したいのかなって。
世間様では一応個性を大事にしましょうなんて謳うけどさ、結局ちょっとでもはみ出したら集団から叩き出すじゃん。
「自分が邪魔だと思う」から「じゃあみんなも邪魔だと思っているはずだ」って。
自分が安心できる場所がないから、集団で他人を攻撃して「この中にいれば安全」って思いたいのかな。
結局さ、そうやってすこしずつ何かが違う奴を追い出し続けたら、誰一人として残らないのにね。
別にいいじゃん。
コミュニケーションが下手でも、仕事上の迷惑さえかけなければ。思考がわからないから気持ち悪い?それはみんなそうじゃない?
同姓が好きだろうと異性が好きだろうとどうでもよくない?自分が性の対象になるかもしれないから気持ち悪い?おまえは誰彼かまわず発情するの?猿なの?
そんな一例だけどさ。
たぶん、この文だって頷く人もいれば否定する人もいる。でも、どっちがいてもいいし、いてしかるべきと思うんだよ。
自分の信じる正しさはあってもいいよ。でも、それを振り回して人を殴るのはやめて欲しいって、それだけ。
自分が抑圧する側に立つことを全く想定していないこういうのを書いてしまうのが傲慢さの表れなんだよ