2018-01-31

デレマスをやめた

アイドルマスター シンデレラガールズ

100人以上の女の子たちがいるわけで。

キャラかぶらないためにそれぞれに、

強烈な「個性」を持たされてこの世に生まれ女の子たち。

その「個性」は要するに女の子たちの「コンプレックス」だった。

胸に密かに抱えた「コンプレックス」にこそ、

プロデューサー光明を見いだしてくれて。

その個性は悪いことじゃない。むしろ武器になる。輝きになる。

そういう言葉コンプレックスを救ってくれる物語

ましてプレイヤーオタクだ。

多かれ少なかれ、コンプレックスを抱いている。

心に傷を持っている。

からコンプレックスを抱える女の子を導き、

その個性を認め、伸ばし、愛することは、

自分自身を救うことに他ならなかった。

でも。

気づけば女の子たちは、瞬く間に成長していく。

アイドルとして輝き出す。

それはもちろん、プロデューサーの、アイドルの望んだこと。

でも、成長するにつれて、

彼女たちは最初に持っていた個性を少しずつ失い、

普通女の子」になっていく。

コンプレックスを克服することが成長として描かれ、

できなかったことができるようになることを幸せとして描かれ、

どんどんと普通かわいい女の子になっていく。

プレイヤーを置いて。

おかしい。

この世界は、個性を認めてくれる世界ではなかったのか。

個性を克服するのではなく、個性武器にすることで、

苦しみから救ってくれる物語ではなかったのか。

彼女たちに重ねた自分の心の傷は、癒えることはない。

コンプレックスは克服しないと、

シンデレラにはなれないのだという残酷事実けが

現実世界自分自身に降りかかってくる。

これは地獄だ。

なにより、自分に降りかかる火の粉より、

女の子たちに申し訳が立たなかった。

プロデューサー仕事は、個性を殺すことだったのだろうか。

成長し夢に向かうことは、個性を殺すことだったのだろうか。

個性を認められて、救われた、あの頃の女の子申し訳が立たない。

ごめんね。ごめんねと言いながら、私はデレステをやめた。

きっと、私がいない方が、彼女たちは幸せになれるから

  • 二次創作ならみんな新しい個性を与えられてるから無問題

  • だからブレない双葉杏は最強なのだ

  • アイドルは成長してアイドルを卒業していくのにお前が先に卒業してどーすんだよ

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