電話応対は新人の業務だと考えている。もちろん、まかせきりということではない。積極的な姿勢を見せるべきだということだ。
後輩が入ってきた。自分は入社数年で、初めての後輩だ。学年こそ違うが、年は同じ。
課長、部長…役職のあるような上司と、勤続十数年の先輩の他には自分と後輩しかいない小さな部署。
それゆえ、一人当たりの仕事量はそれなりにある。
電話をとる暇もないくらい、納期が迫る仕事もある。自分も経験し、目の当たりにしてきたことだ。「電話くらいとれよ!」と怒鳴り散らすことはしたくない。
しかし、新たに入社してくれた後輩。なかなか電話応対をしてくれない。そればかりか、業務中、そそくさとイヤホンをつけて、音楽を聴いている。
アニメ、デザイナーなどクリエイティブな仕事ではない。音を確認する作業などない。もっぱら、地味な事務と数人の営業。
コピーをして席を外しているときに走って電話をとれとは言わない。持ちつ持たれつ、対応できる人がすればいい。
だが、はなから業務の一つをシャットアウトするのはどうなのだろうか。
後輩の今の仕事は事務補佐といったところで、急ぎの仕事は回していない。余裕があるはずなのだ、電話くらいとってくれないかと感じるのは心が狭いのだろうか…。
事前に「取り引き先の人の会社名や、名前を把握する機会にもなるので、できれば電話応対は積極的にお願いします」と伝えたのだが…。
先日、あまりに電話応対をしないため、「手が空いてたら、電話応対お願いします。」と伝えたところ、「はあ、すみませんでしたー」と頭も下げず、そのままイヤホンをつけてシャットアウトされてしまった。
イヤホンで音楽を聴いたほうが集中できる人もいるだろう。人それぞれなのだから、あまりとやかく言いたくないのだが、しわ寄せはやめてほしいと思う自分は、指導力不足なのか…。
クリエイティブ以外の業務ならイヤホン禁止にしたらいいだろ