2017-08-06

言えなかった理由

下半身のことだから今まで誰にも言えなかったことをここで吐き出し。

少し前まで付き合っていた彼氏の話。

いつだったかゴム絶対につけてほしいと言った私に対して、その人は「ピル飲むって選択肢もあるでしょ?」って言った。

当時(今もだけど)この言葉ショッキングででとても頭に残っている。

一番強く思ったことは「どうしてあなた快楽のために私が不便を被らなきゃいけないのか!!」ってこと。

けれど言えなかった。理由は今でもよくわからない。

この頃その人とセックスするのが相当嫌になっていた。

というのも、私がものすごく嫌がるからゴム絶対にしてくれていたけど、セックスのものは全くうまくいっていなかった。

時間的割合にして、

何も感じない:80%, 痛い:17%, 少しだけ気持ちいい:3%

っていう感じのセックスだった。

最初の間ほんの少しだけ気持ちよくて少しだけ濡れるけど、すぐに彼氏は全く気持ちよくないところを気持ちよくない触り方で長時間ひたすら触りだして、私は何も感じなくなっていて苦痛だった。

「そうじゃなくて、こういう触り方だと少し気持ちよくなるよ」って頑張って伝えたことも何度もあったけどうまくいかなかった。

それを伝えることを諦めて「そういうところを触られても気持ちよくないからどんどん乾いてしまう。早く先に進めて欲しい」って伝えたら、「俺が触りたい気持ちはどうでもいいの?」って言われた。そういうものかと思って我慢した。

それでも早く終わらせたくて彼氏の色んな所を触ってみるも全然先に行ってくれないし暗いし寝てしまうこともあった。(それで怒られたことも何回かあった。一応書いておくと寝たくて寝たわけではない…ずっと我慢していたけど気がついたら意識がなかった)

その後はもう乾いているところに挿入するから痛いだけだった。

痛いってことを伝えたら「なんで?触ったら気持ちよくなるんじゃないの?」って言われた。ああ、この人は目の前の私の事なんか一切見ていないんだな、と思った。

それでも痛いんだよと伝えたらローションを使うようになった。そういうことじゃない、痛いのはあなたが私を見ていないせいだ!って思ったけど言えなかった。

彼氏はいつもなかなかいけないらしく大変そうだった。だったらしなきゃいいのにと何度思ったかしれない。

ある時「もう痛いから本当に勘弁してくれ。濡れたらもう即挿入してさっさと終わりにして欲しい」と伝えたら、真顔で「え、でもうそうしたらxxxちゃんが気持ちよくないじゃん」って言われて絶句した。もう何を言えば伝わるのかわからなかった。

なんとかこの苦痛時間を変えたくて、少し真面目に話そうとするととても嫌がられた。話し合いになどならなかった。「俺が下手なのが悪いんでしょ」か黙り込むかのどちらかだった。

セックスだけでなくてコミュニケーション全般的にこんな感じで、しんどくなって別れ話を切り出した。ちょっと時間がかかったけど、別れられて本当に良かった。

このとき色々と言えなかった理由が気になって、今でも時々思い返す。

たぶん私は感情をぶつけるのが苦手で、感情から出る言葉は一度論理的説明に置き換えて話そうとするクセがあるんだと思う。

でも論理的な話し合いを彼氏は受け入れられなかった。

今思うと、私がもっと感情をぶつけていたら良かったのかなと思う一方で、「良かったって何が良かったというのか!仲良くするのに莫大な努力を払わなきゃいけない関係なんてさっさと終わりにするべきだった!」とも思う。

よくわからないけど、吐き出したかった。

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