吹き出物がひどくなった
もともと十代の頃からひどかったけど最近はまあまあ落ち着いてたのに
ここ最近とつぜん、また悪くなった
皮膚科に行った
医師は優しい人だった、きちんと選択肢を提示してくれて、まずは塗り薬を使うことになった
「1〜2ヶ月くらいで、少し出にくくなったかな……と感じる」らしい
一瞬で悪くなったのに元に戻るのは何倍も時間がかかるんだなと聞いたとき思った
男性ホルモンの出すぎもあるだろうということで、つらければピルなども出せるからまた来てと言われた
だらしない性格の自分がきちんと塗り薬を使い続けられるかあまり自信がなかった
夜ふかしも食生活の乱れも肌によくないことは頭ではわかっていてもやめられていない
それでもついこの間まではそれなりの状態の肌だった、悪くなったからと切り替えられるほどの自制心が自分にはない
思春期のニキビも結局何をしても劇的に改善するということはなかった
すべてを試したわけではないし自分のやり方も悪かったのかもしれない
即座に効果を感じられないものを続けられない性格はその頃からだから
何をしても肌は汚いままで肌のことを考えるとストレスになるので考えないことにした
服装や化粧なども興味がないので身だしなみに気を使わずに今まで来てしまった
そういう無頓着への報いが今になってまた肌に出ているような気がした
何もしてこなかったから悪くなったのだ
そんなのは自分が勝手に組み立てたストーリーだというのもわかってはいる
無頓着とはいえ成人してからは表立って身だしなみのことを悪く言われたこともない
腫れ物扱いなのかもしれないが
肌のことなんてさして気にしていないはずなのに
周りに悪く言ってくるような人間がいるわけでもないのに
なぜだか無性につらくなってきて
そこまでつらくなっている自分にまたショックをうけて