都議会選挙が告示されて、東京の街はそれまで以上に賑やかになった。
「24時間対応の病院が少ない」
「総合病院の不足」と候補者が声高に叫ぶ。
うちの田舎じゃ、夕方までやってる病院に行くにも車が必要。
駅までも遠いし、バスなんて走っていない。
列車で行けない距離にあるから、近所の人の車に乗っけてもらわないと病院に行けないのが普通。
しかも、内科と外科しかない。
皮膚科や産婦人科、耳鼻科なんて、さらに車で走らないと無い。
妊娠すると、高速を使って産婦人科に通う。
別に名医がいるからじゃなくて、もちろんそこが1番近くの産婦人科だから。
間に合わなくて、救急車やタクシーの中でのお産を経験した人もいる。
東京にやってきて、病院の多さに驚いた。
田舎では中々病院に行けず、気づいたら手遅れになっていたり、
専門医がいないので、医療ミスのような出来事もざらにある。
人口比率から考えれば、当然のことなのかもしれない。
だけど、
「もっと病院が近ければなあ」
「専門医がいればなあ」
と葬儀でそんな言葉を聞いてきた人間からすると、やっぱり贅沢だなあと感じてしまう。
都議会選挙なんだから、さらに都民の暮らしがよくなるようにするのが当然なんだけれど。
なんだかモヤモヤしてしまった。
Permalink | 記事への反応(0) | 18:27
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