冒頭こそ
いまや大学生の2人に1人が借りている奨学金。借入総額の平均は312.9万円だが、人によっては600万円を超えることもある。
叔父は、勤めていた会社が30代の頃に倒産してからずっと無職でした。
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叔父は自分は無職でお金がないのに、保険適応外の治療も祖父に施しました。その支払いのせいで、ボイラー整備士をしていた父は自己破産せざるをえなくなりました
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これは奨学金の問題ではなく、一家族の機能不全がメインの問題だろう。
女性の境遇が苦しいのは分かるし、奨学金の返済が重しになっているのも理解できるが、それを奨学金問題にまで発展させるのは違うだろ。
この女性の諸事情まで含めて奨学金問題としてしまうと、奨学金問題の本質がぶれてしまい、結果的に問題全体の解決を遅らせてしまうことになりかねない。