「株価が上昇したからって、そのまま給料があがるわけではない」という主旨の発言は、基本正論だと思う
だが、それを引用して「だから自民党は経済政策に関して何の成果も出していない」と続けて言う左派の言い分は明らかに経済感覚が喪失していると思われ
少なくとも歴史上株価が低いまま経済が回復したケースは希有である。(アメリカのITバブルみたいに運良く何かの発明がてこになるケースは稀にあるが)
株価の中期的長期的な価格の上昇維持はすなわち、生業にしている人々の期待感の表れである。生業にしている彼らは根拠無くや気分や雰囲気だけでそんな甘い予想を出しはしない
もちろん、それでもそれはあくまでも『期待感』に過ぎず、農業で言えば『畑は耕されて豊かに見える』状態に過ぎない。種は植えられていない。種が植えられていなければ、いくら畑が豊に見えてもそこに実りはない。自民党にその努力が今早急に求められているというのは事実だろう。
だが、「株価が低くても経済回復出来る」「種なんて適当にばらまけば実る」と言わんばかりの野党やそういう方向性の発言をする人々の経済感覚の無さには絶望さえ感じる