夫は使ったコップをシンクに片付けない。開けた容器のゴミをゴミ箱に捨てない。クローゼットの扉を閉めない。部屋を離れるときテレビを消さない。玄関に靴を脱ぎっぱなしにする。最後に入浴してもお湯を抜いて湯船にざっと水を流さない。
注意すると不機嫌になるので、奇跡的に出来ているタイミングで大げさに褒めるようにしている。すると喜んで「えらい?」と確認してくる。えらいよー、えらいえらい!結婚前に噂に聞いていた「夫とは図体のでかい息子」ってこういうことかとしみじみする。要は、舐められていて、甘えられていて、妻に惚れられたい気持ちより面倒臭さが勝っているのだ。付き合っているときは色々と格好いい素振りを見せてくれていたのに。
ひるがえって、きっと自分も結婚前と比べて、夫にとって魅力的でなくなった点があるに違いないと思う。夫の存在に尊大に甘えて彼を内心不機嫌にさせている点。強い口調で抗議することもあるようになったところ?下着が上下おそろいじゃなくなったところ?やたら寒い冗談に毎回可愛く笑ったりしなくなったところ?よくわからない。自分の身を振り返り相手の気持ちを考えるのは大人になっても難しい。
私がうんざりしている夫の粗野さは、世の妻の愚痴としてよく聞くタイプのものだ。だからきっと、私が反省すべき点もありふれたものに違いない。けれど、夫から妻への愚痴というのはそれほど耳にする機会が少ない。よく炎上しているのは、勝手に所有物を捨てる妻、家事をせず怠惰に過ごしている妻、実家と必要以上に結託している妻?
夫が使ったコップをそこぞかしこで拾って洗うたび、彼を好きな気持ちが少し減る。胸に迫るのは怒りではなく、夫にとって私は格好つけたい大切な存在ではないんだなという実感、自分がまるで使用人になったような惨めな気持ち。廊下で靴下を拾うたび、飲み終わったペットボトルを拾うたび、かつては僕のお姫さまだと口説いてくれた彼の気持ちを色褪せさせてしまった自分の非を考える。
必ずあるはずの私の悪いところ、なのにそれが思いつかなくて泣きそうになる。
わざわざ洗わなきゃいけないコップにこだわるところかな。 ペットボトル直飲みか、流石にそれは抵抗あるにしてもせめて紙コップでいいじゃん。
紙コップとかエコじゃないよおおおおお><
夫に普段してもらうと助かる家事をたまに夫がしたときに妻がそれを大げさに褒めるとこは嫌われて当然じゃないの
なんでそんなに厳しいの?はてな村のお局様?
2014年8月に秋田市の駅で始発電車の時間まで寝てたとこをとおりがかりの人は脚が短いとむやみに指摘していく記憶にさいなまれてるため詰まる答えに