コレクションクロニクル展と「国際陶磁器フェスティバル美濃」の歩み展が開催中でした。
口を塞いだ壷のような実用性をかなぐり捨てて奇をてらった作品が並ぶ中で、
実用性を意識した作品も平行して存在し続けているところが陶芸のおもしろさだと思いますの。
現代アート的な作品の影響を受けながらも実用性を確保した作品のもつ
緊張感がよいのですわ。
実際に使ったら、どんな気分かしらと想像しながらカップや皿を観賞しました。
ただし脳内で作品に盛りつける食品が野菜350gやデトックスウォーターしか
焼いたタイルの色は変わってしまうので大変なのではと想像していたら、
わりと描いたそのままの色で焼けている様子でしたわ。
でもやっぱりプロの目からはその苦労があるとも説明されていましたわ。
タイトルに入っている大坪高明氏の作品は、他の作品と比較することで、
解説にある透明感の高さがいっそう強く感じられました。
タイルで作った額縁越しにスマホで自撮りする企画があったらしく
館内はカッポーで溢れていましたわ。
ですけどわたくしはもちろんおひとり鯖でしたわ。おひとり鯖でしたわ。
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