2017-04-11

たとえ嘘でも〜江戸しぐさとか従軍慰安婦とか〜

江戸しぐさ道徳教科書に載っている。この江戸しぐさというのはざっくり言って嘘だ。そんなもの江戸時代存在したりしなかった。

嘘でも有用な話なんだからいいでしょ?という人もいる。

でもそれはダメなんだよ。嘘は嘘だと言わないと災禍を招く。

例えば従軍慰安婦。これは嘘だった。でも、戦争の『悪さ』を強調するのにはとても有用な作り話だった。

それが今韓国との間でどうなっているのかはご存じの通りだろう。

日本の良さを強調する話だろうと、日本の悪さを強調する話だろうと、嘘なのに本当のこととして教えてしまうのは非常に問題がある。

なぜなら、それは人々の分断を招くからだ。

私たちには社会というものがあり、自分が知っている社会他者が知っている社会がある程度同一のもなのだ、ということを前提に私たちコミュニケーションをとっている。その社会は本当のことをベースに出来上がっていないと、人々の間の社会同一性を阻害する。

社会に対する認識が違う人同士のコミュニケーションは困難だ。このことは、ある種の宗教を信じてしまった人とのコミュニケーションが困難であることからもわかる。

嘘は社会破壊しうるのだ。

我々は今、グローバリズムの波にさらされている。それは国際化というだけの話ではなく、今まで違う社会に生きてきた人々が接触し始めるという話だ。つまり、人々のコミュニケーションベースとなる社会再構成されつつある。

我々は世界中の人々と対話をするために、ファクトベース社会を作っていかねばならないのだ。その社会汎用性を高めるためには、嘘の入る余地など無い。

たとえ嘘でもいい話、などという小さな判断で、これから我々が体験したものよりもさらに大きな社会に出て行く子ども達の未来を閉ざしてはいけない。

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