2017-01-01

家事労働価値をあまり吊り上げようとしない方がいい

例のガッキーPVみたいなドラマのおかげで、なんかこの話題が盛り上がっているようだが、

正直やめといた方がいいんじゃないのかなと思う。

あのドラマ式に雇用主と従業員という図式で考えた場合、際限なきゴネゴネの果てに待っているのはリストラだ。

そもそも、家事にまつわる女性要求には2通りのパターンがある。

「男も家事に協力しろ」というものと、「家事労働もっと高く評価しろ」というものだ。

前述したように、最近盛り上がっているのは後者だが、前者の要求もずっとあって、

その流れで家庭科が男女必修になったりした。

どちらの要求もいたって正当なものだ。しかし、両者を両立させようとすると、途端に無理が生じてくる。

家事に協力するとなると、自分でできることにわざわざ高い金は払いたくなくなるし、

逆に、家事労働がそんなに高くつくなら、自分でやれば丸々浮くからである

最近はそこを両立する、つまり人並み以上金をくわえてきた上で家事にも協力的、というまことに都合のいい男を

イクメン」と持ち上げようとする動きもあるが、大半の人にとっては絵空事しかない。

家事労働価値のもの否定するつもりはない。

しかし、今の結婚制度が、相手所得の少なくとも半分を合法的に持っていける仕組みになっているのは、

それ以外の何かがあるからだと信じたい。

自分の何かを継ぐ子供がいるとか、そんな家族のためなら一人でいるより頑張れるとか、

あるいは逆に、家にいる方がよほど辛いか仕事に励むとか、

そういう、他のサービス代替できず、従って定量化も難しい部分だと。

  • わかる 結局今のテレビを支えてるのって主婦層なんだよね お昼になれば視聴者の大半が専業主婦 パートの人もいない純粋な中流家庭層なわけだ   んで、その層に対して「女性の社会進...

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