自分が交差点を渡ろうとしたところトラックが左から曲がってきたため一旦立ち止まったら、そのトラックが急停止した。ブレーキの音だけでなくなんか嫌な音がした。
トラックから運転手が急に降りた。何かと思ってまず道路を渡りきろうと自分は横断歩道を進んだら女性が倒れていた。流血の跡もなく幸い目立った外傷はないようだ。「青信号だったでしょう、あなた」と介抱に向かったトラックの運転手に話しているが、段々ぐったりしてきている。そもそも立ち上がることもできずにいる。
トラックの運転手は20代前半の若い人のようで、衝突した女性に「大丈夫ですか」と手を握って言う以外できず、周りが見えなくなっているようだ。
偶々鉢合わせた自分とスーツ姿の男性と二人で警察と消防にそれぞれ連絡。交差点はトラックの立ち往生で通行止めの状態になってしまっていた。とりあえず女性は救急車で運ばれ、トラックの運転手は警察と一緒にどこかへ移動した。
8月の免許更新の際お約束の交通安全のVTRにあくびをしていた自分も、やはり今回のように事故を目の前にしてしまうと、交通「安全」を意識せざるを得なくなった。
また事故が起きても冷静な自分に驚く一方、冷静だった割に内面ではアタフタして何もできず、例えば発煙筒で事故を周囲に知らせること或いはトラックの運転手にまずは車を移動させ交差点の交通を回復するといったことが提案できなかったのが悔しい。