何となく思ったことを書き散らかす。
あそこで提示されてる問題の1つは、人生はそれ自体、生きるに値するかという問題だ。
つまり、中卒で女にモテず、金もなく、コミュ力もない。家族とうまくいかず、友達もいない。この状況でも、自殺しないでいられるのか、生きる意味はあるのか、という問題だ。
この問題については、宗教、哲学、文学などでさんざん論じられていて、それなりに答えは出ている。
キリスト教であれば例えば以下のように答えるだろう。
「人生の価値(幸福)は神との関係の回復にあり、経済的安定や社会的地位にはない。
信仰と人格の完成を得るためには、上のような困窮はむしろ望ましい環境と言える」と。
「神がいない以上、すべてのものは本来的に無価値であって、人生の意味も努力して獲得していくしかない。
どちらの議論も良いところ、悪いところがあるが、どちらにしてもそれなりの慰めや考えるきっかけにはなる。
ただどちらにしても、これらの議論を理解するにはそれなりの知識と労力を要する。
中卒で友達のいない彼がこれらの議論にアクセスするのは困難を極めたのではないか。
「エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
エレーン その答を誰もが知ってるから誰も問えない
エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
エレーン その答を誰もが知ってるから誰も問えない」