さて、君の名はという映画を見に行った。内容はCMで思っていたよりもハードな展開かつ壮大で、それでも男女の青春部分も大事に書かれていて面白かった。最後も読後感爽やかな終わりで、なんというか良い夢を見た気分になった。
しかしその見た直後に、夢は夢で現実はそう簡単に壮大にもドラマにもならないと言ったことを実感する出来事があった。
実は地元の映画館で見たのだが、自分はその後一緒に行った兄弟と、映画館と同じ建物のゲーセンにふらっと行った。
そして家族がゲーセン店員さんにクレーンの景品移動させに頼んだのだが、その店員が小学校以来の同級生だった。
最初見た時ビックリした。うわあ。流石地元。昔の知り合いに思わぬところで会う。
しかも自分は中学は地元の方に行っておらず地元の同級生とは疎遠状態で、なんとなく小学校の同級生には特別な思いがあったので見かけた時は妙に懐かしい気分になった。
そして、その刹那「おっこの知ってるけど疎遠になってけれども数年後再会って状況ちょっと君の名はっぽい!」とか思ってしまった。
だがしかし現実はそんなにドラマチックではない。相手はこちらに全く気付かず、自分もそもそもその同級生とは小学校時代から仲が良くなかったため、そのままあえなく何も起こらず、(と言うか恐らく話しかけられても困った)ゲーセンを後にした。
もしこれが虚構だったら自分は超美少女で、相手もcv神木隆之介で、何かしらの運命やら因縁があってここから始まる壮大な青春ストーリー…!となったことだろう。
しかし現実はそうそうそんなドラマチックストーリーは起こらないんだなあと、君の名はで良い夢を見た後だったので少し現実がしょっぱく思えたのでした。