かつてはオタク趣味というだけの理由で、無条件に迫害される時代があったらしい。
そして、この手の趣味のカジュアル化に伴い、昔に比べればいくらかマシになったようだ。
ところが、同時にこうも言われるようになった。
「あなたがモテないのはオタクだからじゃなくて、単に気持ち悪いからでしょう?」
実際、イケメンの俳優が変な趣味でも、だいたい「残念なイケメン」ということで済む。
それは確かに大した進歩かもしれないが、正直何の救いにもなった気がしない。
これをそのままLGBTに当てはめるとどうなるか。もう言うまでもない。
生理的嫌悪感でもってキモいと判断されれば、やはり迫害していいことになっちゃうのである。
(LGBTの中でも容姿差別はあるようだから、今更という感じかもしれない)
まあ、趣味は生まれ持ったものじゃないから、例えとしては不適切だったかもしれないけど、
生得的なものが原因で迫害されることなんて、他にもたくさんありますからね?
LGBTというだけで無条件で迫害されるような社会は悪だ。そんな空気は断ち切るべきだ。
しかし、それが終われば、おそらく今度は条件付きの迫害が始まる。
扱いが良くなるのはイケメン(元々の意味で)や、ブサイクでも芸人枠で生き残れるコミュ強だけで、
彼らがいくら名声を得たところで、たぶん残りの大多数はそのままだ。