いとう杏六『ショウup』
元々凄まじく印象に残ってた漫画だが、雑誌で読んでいたために単行本買うほどではなかった。
しかし最近になって急に読みたくなって、断片的な記憶からタイトルを特定してネットで購入。
男性アイドルが主人公で女性向けというわけでもない芸能界物という時点であまり人気出そうにない題材だが、当時も面白いと思っていた。
なんといっても終わり方が衝撃的だった。
実際の設定が元ネタに沿っているかっていうとそうでもないが、基本的に道化のように扱われる役目を与えられる登場人物の芸能人の名前と元ネタの実在する芸能人の名前が近すぎるのが問題だったかもしれない。
特に作品の核心に関わる、明らかに元ネタがジャ○ーズなゼニーズ事務所とその社長である銭屋というババアの権力の凄まじさは今読むと最近の現実の例の事務所のことを想起させる。実際その件でこの漫画を思い出した人が結構いたらしい。