ある日、長めの増田を書いた。
ブクマがたくさんついた。
ホッテントリに上がった。
そんなつもりじゃなかったとか、説明不足だったなという部分に指摘も入る。
思わず追記したくなるが、後出しでダラダラと補足や説明を書いても変に言い訳じみて見えるだけだろうと思いタブを閉じた。
誠実でありたい、誤解されたままでいたくないという気持ちは、この場に持ち込むには重すぎる自己保身に思えた。
なにより、そんなものでせっかくほどほどにまとまっている文章に追記を添えると、なんだか美しくなさそうな気がした。
説明不足は反省しよう。 回りくどい文章にならない塩梅はとても難しいけれど。
勘違いは、どうもゼロにはできなさそうだとわかってきたから、多くなさそうならあまり気にしないようにしよう。
その代わり、次はもっとわかりやすい文章を書こうと、いつも意識し続けよう。
そうし続けることができる程度には、何百もの人が自分の文章に目を通してくれたことを示す数字は、私にとって未知で刺激的だ。
ある日、短い増田を書いた。
疲れてグルグルする頭の熱を落ち着かせるために書き散らした、大変頭の悪そうなエントリだった。
何度見ても、グズグズに煮溶けた脳みそをそのままキーボードに叩きつけたような文章だ。
数日後、ブコメが1件ついていた。
どちらも、とてもありがたい。
もちろん読んでもらえるだけでとてもありがたいのだけれど、私は単純なので目に見えるとやはりうれしい。
そのくせ、他の皆のように輪に入ったり、舞台に踏み出す勇気は持てないでいる。
なんの反応も得られないのが当たり前だと保険をかけて、こんなところに住み着いている。
それでも今の私に、ここはとても居心地がいい。