2016-04-11

ボクが床屋に行けなくなった理由

小学生ボク「こんにちはー」

散髪屋の爺「らっしゃい、こないだ引っ越してきた○○さんトコのお孫さんか」(ニコォ)

小学生ボク「そ、そうです!」

散髪屋の爺「○○さん元気け?はいココ座って、ほな今日はどないしましょ?」

小学生ボク「このまま短く、坊ちゃん刈り?でおねがいします」

散髪屋の爺「ンアァ!?男やったらスポーツ刈りにせんかいィ!!」(バリカンヴィィィィィ!)

小学生ボク「こ、このまま短くおねがいします!」(半泣き)

散髪屋の爺「ンアァー!?なんでぞいや!ファー!!スポーツ刈りちゃうかいや!!」(ヴィヴヴィヴィィィィィ!!)

小学生ボク「スポーツ刈りは嫌です……」

散髪屋の爺「男の子ゆーたらスポーツ刈りに決まっとるやろがい!!!動きやすいしのォ!!ボウズでもええぞ!!」(ヴィーンヴィヴィヴィーーン!)

小学生ボク「こ、このまま全体的にちょっと短くするだけで……坊ちゃん刈りで……!」

散髪屋の爺「よっしゃわかった!」

小学生ボク「(ほっ)」

散髪屋の爺「丸刈りでんな!!!」(ヴィンヴィンヴィィーーン!)

小学生ボク「イヤアァァァァアァァッ!!」

散髪屋の爺「ハァ……しゃーないのー!ったく、都会の子はオシャレでんなァ!!ガハハ!!」

小学生ボク「グスグス(田舎怖い)」

村唯一の散髪屋で、しかも爺が同級生祖父だったからあまり悪くも文句も言えず。

帰ってから泣きながら親に訴えて、次から母親美容室に連れて行ってもらった。

20年経った今でもバリカンの音が怖い。

ちなみに美容院で髪を切ってることがどこからともなくバレて、

上級から「やーいやーいオンナ髪~」「オカマなんですかぁ?」と謎の煽りを受けた模様。

「オンナ髪ってなんやねん(ゲラゲラ)」

「え?オカマちゃうちゃうちゃうちゃう!あ、チャウチャウちゃうちゃう!?(ゲラゲラ)」

って全然堪えてなかったけど、今思うと危うくイジメになるとこだなコレ。

結局「生意気だ」って目つけられて、中学生になってから本格的にイジメられて大人が動く羽目になったけど、

本人は同じ調子イジメられてることに気付かなくてノーダメージだったし、バリカンが克服できないぐらい弱いと見せかけて割とメンタル強いのかもしれん。

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