2016-03-19

モンドセレクション馬鹿にしてはいけない

モンドセレクション自体は、きちんとした基準に則って賞を与えている、まっとうな審査機関ではないか。

諸悪の根源は、それをいかにも受賞数の少ない、権威のあるコンクールであるかのように装った日本企業

また「最高金賞」をミシュラン三ツ星か何かと勘違いしてしま消費者の浅はかさにある。

モンドセレクションに何の非があろうか。

勝手に利用して勝手勘違いし、勝手失望して、それを詐欺であるかのように言い募る。

そうした態度は、むしろモンドセレクションに対して失礼であろう。

同様の現象として、グッドデザイン賞世界遺産がある。

グッドデザイン賞は、よいデザインを推奨するものとして、

毎年1000点以上の商品に与えられているものである

これを「乱発されていて意味がない」などと言うのは、

グッドデザイン賞ノーベルデザイン賞か何かと勘違いしているからであろう。

世界遺産は、環境保護文化保護のための制度である

本当に保護できるのであれば、数が多くても問題はないはずであるが、

やはり「世界遺産が多すぎる」と文句を言う人間がいる。

結局はこれも「世界の名所百選」だと勘違いしている観光客

そしてそれを観光の餌に使っている地方自治体が悪いのである

「賞」にはそれぞれの意義がある。

世界の最高を選ぶ賞もあれば、一定品質保証するだけの賞もある。

モンドセレクション馬鹿にする暇があるなら、

「賞」と聞けば何でもかんでも競争率の高いコンクールだと思い込んでしまう、

そして受賞作品が多いと「意味がない」と感じてしまう、

そうした自らの浅慮をこそ恥じるべきであろう。

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