「子供の抱っこのおねだりをいかなる時も断らない」
理由は、なんとなく
あった方がいいかしらと思ったのと
子供の為になることを続けられないかと思ったのが
きっかけだった
抱っこを断らない母になる、ということにした
突然訪れる「だっこ、だっこ」というコールに
いちいち時間がかかることに
イライラしたりもしたけれど
妙に前向きになったりした
道すがら歩きたくない抱っこが発生すると
あの角を曲がるまで、とか30秒数えるまでとか
条件つきの抱っこにすれば満足してくれる
便利体質で、そこまで手間がかからなかった
抱っこした側の私の気持ちにもなぜか満足感がわいて落ち着く
もうすぐ小学生になる息子
これがもう少し大きくなったらババアと呼ばれ
この先手をつなぐのも嫌がるんじゃないかという
予感もしている
息子に抱っこをおねだりすることも増えたが
そういうときは決まって「いいよ」といい顔で応えてくれる
抱っこされるのを断らない息子がいる
今は腕や肩がぶつかるとゴツゴツするし
やたらと重い息子の体だが
この名残惜しい気持ちが解消されるまで
息子には抱っこルールに付き合ってもらおうと思う