うちのお母さんの料理はきっとめちゃくちゃおいしいわけじゃないと思う
レパートリーもそんなに多いとは言えない
大げさだけど、パスタ界にはミートスパゲティしか存在しないものだと思っていた
その上、ミートスパゲティがあまり好きじゃなかったからパスタには見向きもしなかった
あとは土曜のお昼につくるチャーハンがいつもご飯がかたまっていてパラパラじゃなくって
餃子の王将のチャーハン食べたときにはとても感動したことを覚えている。
そのあとわたしはチャーハンを極めて、その他の料理をすることも好きになった
他にも生魚はいつも刺身で出てきていたから、漬け丼とか知らなかった
きっとまだまだわたしの知らない食べ物はたくさんあると思う
それでも、親元を離れて5年ぐらい経つけど、無性にお母さんのご飯を食べたくなるときがある
ふわさくじゃなくてカリッカリの唐揚げや時間が経ってしなってなった串カツ、味の薄い炊き込み御飯
そういうときはお母さんにご飯を作って送ってもらう
つらいときに食べたら、ほんと生き返る
わたしは他の兄弟より親とコミュニケーションすることが少ないというか、
コミュニケーションの仕方がよくわからなくて親にはなに考えてんだろうとか思われていると思う
親の前で弱音は吐かないし、いつもサバサバしている