2015-03-18

とあるスタートアップを抜け、CTOを辞めた話。」を読んで

この記事を読んでもやっとしたので書いておく。

http://nobkz.hatenadiary.jp/entry/2015/03/18/165954

ちなみに俺はエンジニア社長

彼は日本VC投資家技術が全く分かっていない、酷い、ということをファイナンスができなかった理由としてあげている。

俺もそれは否定はしない。

だが大事なのはいくら技術的に優れたプロダクトがあったとしてもそれ自体にはなんの価値もないということだ。

彼らのプロダクトをコーポレートサイトで少し見てみたが、どんなペルソナを想定しているのかが分からなかった。

例えば一番最初に紹介されているmilkcocoaというサービスの説明を見てみると「日本で唯一リアルタイム通信に特化した」と書いているが、

ここにお金を払うほどの強いニーズを持っているユーザーはどこにいるのだろうか。

余談であるが、「唯一の」というサービスはそもそものニーズが少ないことが多い。

 

話を戻すと、そもそもエンジニア社長であるにも関わらず調達成功している会社なんていくらでもある。

最近LINEバイアウトしたWebPay

http://careerhack.en-japan.com/report/detail/333

IVSで優勝したCapy

http://engineer.typemag.jp/article/forkwellxcapy

こういった事例に全く触れず、日本スタートアップシーンを断罪する彼からはまるで駄々をこねる子供のような印象を受ける。

あなた(の会社)が調達できなかったのは、イケてるプロダクトが作れなかった、そしてその先の未来を示すことができなかったからです。

 

技術負債を早く返しすぎる問題点については頷く部分もあった。

ただ一番言いたいのは、まだ存続している(仮にもCTOを務めた)会社についてこういうことを書くのはクソ野郎だっていうこと。

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