2015-02-16

先日、ちょっと感動した話

今年に入ってからついてないことが続いていて、仕事で立て続けに

失敗を繰り返してめちゃめちゃ上司に怒られた。

普段は22時くらいまで残業してるんだが、その日は

今日は定時で必ずあがって、リフレッシュしてこい」

上司に言われたので、みんながまだ残るオフィスに後ろめたさを感じつつ

帰路へついた。

リフレッシュと言われたものの、憂さ晴らしに酒を飲んだ所で

まり意味もないだろうと思ったので、さっと家に帰ってスパッと寝るか、と思った。

家の近所に差し掛かる頃にはまだ6時30頃。

普段より全然早いんだが、空は既に夕暮れも終わり闇に包まれだしていた。

近所の公園差し掛かった時、何かが目についた。

人が寝ている?

最初はそう思った。

まだ暗闇に慣れてない目を凝らして見てみると、大人と子供が1人ずつ

砂場に倒れているように見える。

もう少し早い時間ならなんとも思わなかっただろうが、もうこんな時間だし

動いてる感じもしないし、最近物騒なことも多いしと不安になってきて

軽く見るだけと思い、公園の中へ入っていった。

やはり、二人の人間が倒れているように思える。

大人はうつ伏せで、子供は仰向けだ。二人共、息はしているように見えるが

子供は寝ているような感じだ。

大丈夫ですか?」

声をかけてみる。

反応はない。

救急車警察か、どっちが何番だったっけかなということが頭によぎりながら

安否だけでもとりあえず確認しなければ、と思い、

もう一度「大丈夫ですか?」と声をかけながらうつ伏せになっている

大人の肩を揺すってみる。

すると突然、うつ伏せの状態から転がったかと思うと、

「うわあああああ」などとよくわからないことを叫びながら手をむちゃくちゃはじかれた。

何かをもっている、ハサミみたいなものだ。

うろたえていると砂をバッ!とかけられた。

なんだ!?とか思ってる間に第二撃がきた。

瞬時に立ち上がり「ああばばあああああ」とかいいながら、殴りかかってくる。

こういうときって悲しいかな、まったく行動ができないもので、ただ後ろに飛ぶしかできなかった。

俺は尻もちをつき、向こうは膝をつく。

やばい、そう思った。

とにかく逃げないとと思い、絡まる足で死に物狂いで、家まで走った。

こっちも「ああああああああ」とか叫んでるけど、向こうも「きあああああああ」とか叫んでる。

確実についてきてる。とにかく必死なので距離とかわからない。

ただひたすら逃げる。

何か飛んでくる。

さっきの武器かもしれない。確認する余裕もない。

俺殺されるかも、って思った所で、目が覚めた。

え、夢・・・

まだ夢見心地で、現実感がない。

狐につままれたような感じだ。

枕元においてあるiPhoneを寝ぼけ眼でとる。

まだ4時じゃん、と同時にLINEがきていた。

「逃さないよ…」

ちょっと感動したw

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん