2015-02-07

大阪都構想本質は『特別区同士を競争させることによる、大阪活性化

大阪都構想について、いろいろ言われているようだが、あまり指摘されていない「メリット」を指摘する。

 大阪市が「5特別区」に分割されることによって、各特別区の間で「いい形の競争」が働く。

 北特別区中央特別区の間でオフィス誘致競争したり、商業施設誘致競争したり。

 あるいは、東特別区と南特別区で、良質なマンション立地の競争をしてもいい。

東京23区の活力の一因に、「特別区同士の競争」がある。

 例えば新宿区渋谷区豊島区副都心3区は、繁華街を抱えている区同士で、繁華街活性化競争を、

 区長区議会意識していて、実行している。

 「新宿区でこういう繁華街活性化政策を導入しているから、我が渋谷区でも導入すべきだ」的なやり取りが渋谷区議会で行われている。

大阪特別区区分けで、現行の「北区」と現行の「中央区」を別の特別区にしたのは、非常にウマいやり方。

 つまりキタ」と「ミナミ」の間で競争原理が働くようになる。

 商業競争、タウンマネジメント競争インバウンド誘致競争が、キタミナミの間で繰り広げられる。

★23区の「都心区」以外の「郊外区」でも、ちゃんと競争原理は働いている。

 例えば杉並区区議や区職員は、近隣で性格の似ている世田谷区とか練馬区を「仮想ライバル」とみなし、

 住宅政策とか福祉政策立案する訳です。

 「世田谷区がこういう子育て支援をしたから、杉並区でも導入しよう」

 一方、「大阪市」という「ひとくくり」だと、そういう競争原理が働かない。

 「じゃあ、京都市神戸市意識して競争すればいいじゃないか?」と言われそうだが、

 都市レベルが違いすぎて、競争意識を持てない。

★ちなみに東京23区についても、「6特別市に再編」するアイデアを確か(都市学の権威の)伊藤滋先生が言ってた気がする。

 港区南方郊外区/渋谷区南西方郊外区/新宿区西方郊外区/豊島区北方郊外区/千代田区+北東方郊外区/中央区東方郊外区、

 として、各区の人口規模・実力を互角にして競争促進。

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