■マイルドヤンキー呼称問題

マイルドヤンキーという呼称は

広告代理店が考えた消費者層であって、

F1層とかB層に似た新しい業界用語なのに

ギャルから派生した姫ギャル、とか

ちょいワルから派生したヤンジー、みたいな

新しいヤンキーと考えている人がいるから混乱するんだよね。

実態は「地方によくいる人々の特徴」で

ここに向かって宣伝したり消費を促せば儲かりまっせってことだと思うんだけど。

でも、テレビが勘違いして広めちゃった。

今後もうマーケティング用語としては使えないんじゃないかな。

しかも、地方のマイルドヤンキーたちは、

マイルドヤンキーの呼称をすごく嫌がってるし。

なぜならヤンキーが身近にいるからこそ、自分はヤンキーじゃないと思ってるから。

クルマが軽のボックスカー(黒)でも、

休日はイオンショッピングモールに行っても、

20代前半で結婚して子供を産んでも、

高校や専門や地元大学を卒業して普通に働いてる自分は普通の人という考え。

「今の日本でいちばん消費がアツい層なんてとんでもない、どちらかというとカツカツだと思ってる。まぁ、でもテレビでやってた流行り物はたまに買っちゃうかな。でもEXILEとか好きくないし。」

都会の人からみたらマイルドなヤンキーに見えるんだろう、

でもこれ、考えようによっちゃインディアンとかエスキモーの呼称問題みたいなもんよ。

「うちらは元々ここにいた普通の人なのにヤンキーに似てるとか言って

マイルドヤンキーって呼ぶとか勝手過ぎじゃね？」

広告代理店はマイルドヤンキーに変わる用語を早く考えるべき。

Permalink | 記事への反応(2) | 11:37

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