2014-10-17

nanapi売れてよかったね

webメディア起業した人の多くは、出口が見つからないとメンタル面で致命的なんだろうな、と思った。

しょせん虚業、というのは言い過ぎだが、広告だけに頼った空中系のサービス業ってどこかで収益頭打ちになる。

おまけに、webメディアって、クオリティを追求する方に向かう人が極端に少ない気がする。

それはおそらくインターネットというメディア特性だとは思うんだけど、クオリティを求めるという方向も無しだとすると、

どこかで「飽きた」段階で、その仕事には「お金」以外のモチベーションを感じられなくなっちゃうだろうなぁ、と想像した。

仕事は金だよ、金だけど、金だけで動き続けるのは結構しんどい

金以外に、人の役に立っている実感とか、人を面白がらせたい、自分創作欲求を満たしたい、面白い目にあいたい、面白い人と知り合いたい、とか

そういうことも、仕事をしながら前に進むためには結構大切で、でも、PV対価広告だけで食っていってると、その辺がすぐにすり減りそうだ。そもそも「人の役に立ってる」の対極にありそうだし

TVつまんね、既存メディア糞、ってのも事実だけど、一方で、既存メディア最後には「何かを創り出したい」という一点で踏みとどまってるようなとこもある。

瞬間最大風速的に「面白がられる」「役に立つ」ということにおいてはwebメディアは得意分野だけど、「何度でも見たい」「人生変わった」みたいなコンテンツは、

いわゆるwebメディアはまだ作りだせてないし、作る気もなさそうだ

大手コンテンツサービスが出そろって10年以上は経過してるし、web広告既存広告広告費も逆転したけど、コンテンツの質を高めたいという様子も感じられない

そもそもnanapiみたいなのって、情報量的にはアレな雑誌よりも薄っぺらかったりするしなぁ。

そういう仕事って、自分にとっては、続けられて5年が限度だな、と思ったんだ。まぁたくさんお金がもらえるとしたら10年が限度か

から、買ってくれる人が見つかってよかったね

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