2014-08-15

裏方はチームの一員ではないのか?

春日部共栄高校のまみタスが2万個のおにぎりを作って話題になってますね。

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140812-1349576.html

ジェンダー云々で議論があるようです。

でも全体の論調で気になるのは「グランドに立つ選手が主役。裏方はそのために犠牲になる人達」という見方があるところ。

選手も裏方も重要さは変わらない

大学とき、とても強い体育会クラブ所属したことがあります

1学年の部員が100名を越し、どうにもクラブマネジメントが回らないということで「マネージャーになってくれないか」という勧誘が、芽の出そうにない一年生にやってきました。もちろん僕にもやってきました。そのとき監督が、芽の出ない一年生にこう言いました。

勝利するためには、チームの全員がそれに向かって努力することが重要や。

選手には選手の、マネージャーにはマネージャーの果たす役目がある。

どちらも大切なんや

選手が偉い、マネージャーが下ということはない。選手マネージャー重要や。

もし、マネージャーを見下すような選手がいたら、わしに言え。そいつは絶対試合では使わん。

グランドに立つ選手だけでは勝てない

選手が頑張ったから勝った、監督の采配が良かったから勝った。

僕らは試合結果を見て、そんなところにしか目がいきません。でも厳しい戦いでは、それだけでは勝てない。

良くプロスポーツ選手や、オリンピック選手が「支えてくれた皆さんに感謝します」と言います

裏方も含めたチームの総合力で戦わないと、自分が桧舞台に立つことすらできないことが、解っているからでしょう。

選手グランドでのファインプレーが勝利に貢献するのと同じ重さで、裏方の一つ一つの仕事が勝利に貢献するのです。

まみタスも闘った

春日部共栄龍谷大平安を5-1で破りました。

先制犠飛を打った選手が勝利に貢献したように、それと同じ重さで、まみタスの作ったおにぎりも勝利に貢献しています

チームの勝利のために何をするのか。チームの一員として考えて、それがおにぎり作りだった。

それは、まみタスの闘いだと思います

裏方として選手犠牲になっているわけでなく、チームの一員として、一緒に闘っている。

まずそこを認識してから、次の議論が来るべきだと思います

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