2014-07-22

電車での携帯電話

この前某私鉄に乗っていたら珍しくごっつい黒人がいた。

首都圏では別に珍しくもないかもしれないが、関西圏では見かけることは多くない。

ビジネスマンか?もしくはバックパッカーか?と黒人について一人思索にふけっていると

黒人がごそごそ仕出して服から何かを取り出し始めた。


携帯である

おそらく日本の独自ルールである電車の中でのケータイ禁止」を知らないのだ。

英語で輸入がどうとか数量がどうとか話し始めたので恐らくこの黒人ビジネス

わざわざ日本まで来たのであろう。私の謎はここでとけたわけだが一つ気になったことがあった。

いつも携帯で話していると「携帯止めろ」といううるさい車掌黒人に注意するのだろうか。



10分経っても黒人はまだ電話で話している。

車掌はまだかまだかと待っていると、ついに車掌列車のドアを開けて登場した。

狭い車内でアジア人ばかりの列車にごっつい黒人が一人、しかも大声で話している。

気づかないはずがない。

車掌は歩き始めてしばらくたつと立ち止まって思いっき黒人に目を合わせた。

黒人車掌目線など気にせずに延々と話をしている。

私は車掌黒人にどのように注意するのか楽しみに待っていた。


しかし、車掌は3秒ほど立ち止まった後、何も無かったかのように立ち去った。

いつもは「携帯を切れ」とうるさいのに黒人に対しては特権を与えたわけである

私は非常に納得がいかなかった。車掌に一泡吹かせてやりたい気になった。


恐らく車掌最前列車までまた戻ってくるはずだと思い。

私は座席を移ることにした。車掌が出ていったドアから一番遠い位置に移った。

ここならば車掌が入って来てからアクションをとるまでに時間的な余裕がある。


待つ事10分、車掌が折り返して戻ってきた。窓に車掌のシルエットがうつった。

ラッキなー事に黒人はまだ大声で話している。

私はすばやく携帯電話を取り出すと、大声で話し始めた。

車掌は今度は黒人を見ることもなく、ツカツカと歩き始め黒人座席を通り抜けた。


そして私のところまで来て小さな声でこう言った。「電車の中では携帯通話はご遠慮ください。」

私は言い返した。「あそこのごっつい人さっきから大声で話してますよ。」

車掌「あの人は、、、外国人ですし。」

私「日本語分るかもしれないじゃないですか。どうして注意しないんですか。」

車掌「恐らくわからないでしょう、後ほど英語の分るものに注意させます

とにかく携帯通話はご遠慮ください。ペースメーカーにも影響がある可能性がありますので。」

私「私ペースメーカー使ってますよ。6年前から入ってますがまったく影響ありません。」

車掌「。。。」


車掌はその後無言で立ち去った。私は大声で独り言を再開し、勝利の余韻を味わった。

意味不明規則がなくなるのはいつの日だろうか。

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