彼女が愚痴をこぼすときは「姫は悪くないよ、悪いのはすべて相手の方だよ。」と言われたいとき。
彼女が悩みを相談するときは「姫はほんとうにがんばってるね、大変だね。」と言われたいとき。
彼女はきっと本当に不満があるわけではない。
彼女はきっと本当に悩んでいるわけではない。
同情されたい、構ってもらいたいだけなのだ。
近くの誰かが注目されていると「私なんてね、」始まる自慢
何度も何度も似たような不満を漏らす姫に、適切なアドバイスを与えた人がいた。
「あの男からまたLINEがきたの。会いたいですって、ほんとうに気持ちが悪いわ。」
「姫、LINEにはブロックという機能がありましてね、その気持ちが悪い男をブロックすればもう連絡は来なくなりますよ。」
「えぇ、そうね。」
姫はすこし不機嫌になってつまらなさそうに答える。
姫はそんな答えを求めていたのではない。
姫が求めていたのは「また連絡が来たのね!なんてしつこいの!
本当に気持ちが悪いわね!いくら姫が可愛いからって!」などといった言葉である。
もちろんブロックしなさいというアドバイスをした人に姫は二度と相談や愚痴をこぼすことはなくなった。
そんな姫の相手をできるのは、大抵女友達がいなさそうな陰キャラメンズ達である。
彼らはやさしく彼女を受け入れ、理不尽なお怒りにも付き合う。なんどでも話を聞く。
姫はめったに彼氏が途切れない。
すぐに次が見つかる。
「なぜ俺ばかり努力しなきゃならないのか、疲れる」「ヤレると思ったから付き合っただけ」
大量にRTするキラキラした恋愛Botのツイート、当たり前の言葉を並べただけのポエム
「がんばれわたし(空の写真)」
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