ネットでは、ブラックな環境で低賃金重労働を強いられるアルバイターとし、主に学生アルバイターを対象としたブラック体質が挙げられる。
一方日経新聞では、普通の労働環境なのにツイッターなどで〇〇の機械とか冷蔵庫の中に入った写真を貼って営業妨害をするアルバイター自身をブラックバイトと総称している。
さて、どちらが真実か。
たちが悪いと感じられるのはやはり後者だ。
しかしながら、前者は学生アルバイトという弱みに付け込んで重労働を課す企業側に問題があり、そのブラック体質がクローズアップされるのは当然だろう。
ところで、どうしてこのような異なる見解が出来てしまったのだろうか、筆者なりに考えてみた。
ネットでは労働者が中心となっているため労働者の視点から見た企業体質の裏側をじっくり見る事が出来る、そういう立場の人間が論じている。
日経新聞のように企業側から労働者を見る、そういうスタンスの新聞であれば、アルバイトの労働環境やその体質を見た場合、どうしてもアルバイトの業務以外の側面を見てしまいがちである。