かかる費用と拘束される時間の割に得られる対価が少ないという理由から部活を辞めることを悩んでいると告げると、
オヤジたちはたいがい人生の大先輩みたいな顔して自分の体験談をさも一般論かのように押し付けてくる。
「せっかくここまで続けたんだから」と、口を揃えて言うがそれは理由になっていないと思う。ここまで続けてきたからこれからも続けるというマインドではいつだってチャンスを逃し、最適な意思決定を逃すことになるのではないか。
「大学時代にしか部活はできない」というが、大学時代にすることはすべて大学時代にしかできないことだ。部活だって、グダグダ部屋でゲームする日々だって、オヤジたちには美化された青春にみえる。
「いい経験だから」とか、「辛いことをやり遂げることは一生の自信に繋がる」とか、彼らは最後まで継続し続けることにやたらと価値を置き、途中で辞めることは全く価値のないもののように語る。しかし、経験という意味ではもう十分だ。それなりに辛い経験を一通り乗り越えてきたし、これからの成長曲線にはあまり期待ができない。
「人生これから簡単に逃げられる場面ばかりではない。耐えぬかなねばならない状況が出てくる。そのときに部活を最後まで続けていた経験が活きる。」というが、いつか苦境が訪れるならば今くらい甘えたっていいではないか。本当に耐えぬかねばならない時がきたらそのときはそのときだ。
「就活につよいから」と言うが、体育会系だからという理由で採用された企業になど行きたくない。体力があることを下手にアピールするとろくでもない生活が待っているだろう。
苦しみ抜き終えたら達成感を感じやすいだけ。実際の達成が結果に伴ってるとなおさら。 自分の意志で何かやめると決めたんならやめるのがいい。 ただし、引き止める人の言葉は...