2014-02-19

Web制作会社における、メール転送屋さん

Web系の制作担当と営業との確執は多くの会社が抱える現象であり、時に問題である


営業は、

クライアントから要望や指示について、

それを咀嚼してまとめて、何を制作するかを明確にする。

そして、それを制作に伝える。

制作は、

まとめられた内容を、形にする。


例えば、

クライアントは木に穴を開けたいとおっしゃっていたとする。

営業は、

クライアントがどんな木に、どれくらいの穴を、どのタイミングで、いくらで・・・

等その要件を詰めて、

制作は、

その穴の開け方を考えて、クライアント性質を見極めて、素敵な穴をあける。

丸い穴が開けたい・・・と言う要望だけれど入り口の角を丸く滑らかにするだとか、

制作目線しか気づけない、

一般にセンス(往々にして理屈経験則)と言われるエッセンスを加える。

ドリルを売ればいいじゃんってお話もあるけれどそれはまた別のお話


制作者が良くする揶揄がある。


「あの営業はただのメール転送さんだらね。」


要は、

クライアントからの依頼や要望を咀嚼せず、

そのまま制作にぶん投げるタイプの営業に対して、

この揶揄は良く使われる。

あいつはなんもせんやつや、の言い換えだ。

これは本当に良く使われる。

この揶揄は、無駄だ。

ネガティブ揶揄なんて何も産まないからね。


ここに2つの視点を加えることで、

このどうしょうもない無駄感を解消したい。


一つ目。

ぶん投げても何とか回るからぶん投げてる。

そして、そこに営業が噛む理由は、

・本当にクライアント激怒した時の火消し対応

・営業が入ってくれているというある種クライアントの納得感

・営業自身の納得感。何もやってないと自己嫌悪に陥っちゃうからね。

など、某かの理由があっての事。

何かあるんだという事を察して、汲んで、尊重すべき。


それが出来ないなら


二つ目

揶揄するくらいなら、お前がやれ。

メール転送屋さんが必要ないように、

クライアントから直接メールを受けて、それを形にすれ。

ネガティブ揶揄より、自分が率先してやるようにした方が、

よっぽど成長するし、精神衛生上幾分か良い。


人が人を馬鹿にしている様を見るのが本当に嫌なんだ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん