2013-07-24

malaenchantMOONの開発に参加すべき理由

mala最近セキュリティのことばかりやっているが、元々はインターフェースの人だった。彼は最速インターフェース研究会というブログで名を馳せたのだし、代表作のlivedoor Readerインターフェースこそが素晴らしかったのだし、そういえば「インターフェースエンジニア」を名乗っていた。

おそらくmalaインターフェースに対してまだ未練があるはずだ。口では「今はセキュリティこそが大事なんだ。なぜならセキュリティこそがコンピュータにおける批評行為なんだ」と言っているが、実際には何らかの理由でインターフェースから足を洗ったのだろう。忸怩たる思いがあるのだろう。心中察する。

今、日本で最もインターフェース革新に挑戦しているのは誰か。間違いなくshi3z氏その人である普通だったら、新しいインターフェースを作ろうとしたらWebサービスや、今だったらスマホアプリを作るだろう。それが普通の発想だ。しかし彼は違った。ハードウェアゼロから作ってしまった。OSフルスクラッチで作ってしまった。なければ作ればいいじゃない。完全なるDIY精神だ。もはやアメリカの建国精神のようですらある。

そしてmalaは今、手を持て余している。足踏み状態が続いている。ライブドアはなくなった。ライブドアという会社は賛否のある会社だったが、エンジニア大事にする企業という意味では一目置かれていた。そもそも創業者ホリエモンの「少しでも速いWebサービスを作れ」という哲学が後にlivedoor Readeの成功に結びついた。しかライブドアは今はもう無い。確かにLINE株式会社は素晴らしい。だがあまりにも大衆の方を向き過ぎではないだろうか。LINENAVERまとめは、どちらかというとmalaが毛嫌いしていたサイバーエージェント寄りの路線のような気がする。それより、malaハッカー用のツールが作りたい。

livedoor Readeは日本中のハッカー達に使われている。そしてenchantMOONハッカーによるハッカーのためのハードウェアだ。それなら、malaenchantMOONの開発に合流しない理由はない。malaならそのまっ更な地平に、創造的なインターフェースを作れるはずだ。malaの第二の冒険はここから始まるんだ。

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