2013-05-03

レイシズムをやめるなど、簡単な話

たとえば韓国の人、あるいは中国の人を「好き」になれば、それで終わり。

ある特定の集団を排撃したり差別したりして楽しむ、それが自分とは関わりのないものであれば、対象が苦しんでいようがなんであろうが、人はそれを娯楽として受け取ることができる。とても『頭悪い楽しみ』ではあるが、そういう「楽しみ」は確かに存在するだろう。

『頭悪い楽しみ』というのは、確かにそれはそれで楽しいのであって、たとえばギャンブルでもイジメでもそれが楽しいことは間違いない。場合によっては、それで自分が破滅していっても、ひどい人間になっていくのが分かっても、生理的な楽しさは止まらないということはあり得る。麻薬なんかもそうだな。それらは、おおむねこちらが頭使う必要がなくて、かつ本能的な部分を刺激してくるからこそ、娯楽として一定需要が常にある。

まり、その娯楽に関わるとき常に「頭使わざるを得ない」状況にすれば、それらは急に楽しくなくなる。だから自分レイシズムの「頭悪い喜び」から足を洗いたいなら、自分が排撃したくなる集団の中に個人的な知人、一番いいのは恋愛対象を見つけるのが効果的だ。

そうなると、もう「韓国人ガー」とか「中国人ガー」とか、そういう「大くくり」で喋る『頭悪いトーク』はできなくなる。すくなくとも、自分が相手を「集団」でくくることにためらい、頭を使う必要が出てくれば、それは楽しくなくなる。

レイシズム差別主義というのは、大変恥ずかしい行為だ。特に、人前でしてる様子を見ると目を覆いたくなるような恥ずかしさだ。公の場所で人の迷惑になるような恥ずかしい行為をして本人たちが悦に入ってる様子を見ると、ほとんど公衆オ○ニーだ。あれは、露出狂と大して変わらないくらいの犯罪だと個人的には思う。ダメな親父が居酒屋で酒の勢いで愚痴吐いてるなら、まだ仕方ないかと思えるが、公人が公の場で発言すればそれは看過されない。それはホントに公的には大きな問題なんだ。先日の東京都知事のくだらない発言が東京五輪を泡と化しそうになったみたいに、それは何百億円の損害すら引き起こす可能性がある。

から、同じ「頭悪い楽しみ」でも、もう少し他人に迷惑かけない「頭悪い楽しみ」もあるのだから、みんなそちらに鞍替えしてくれたらいいのになあと思うのですけどね。レイシズムは、百害あって一利ない。たとえばB級グルメ道楽とか、どうかね。ラーメン美味しいよ。

あ、あと、言っとくけど、間違ってもレイシストが「愛国」主義など口にしないように。レイシストは「国家」にとって迷惑しかないのだからね。

http://anond.hatelabo.jp/20130501200747

  • 自分が侮蔑し見下している対象を恋愛相手にする人間なんぞ世の中にゴマンといると思うんだが。 むしろそういう相手を恋愛、いや性欲をぶつける相手にする事も一つのレイシズムなわ...

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