覚え書きというか、メモ書きがてら。
あくまで「浮気された側」ではありません。
自分のパートナーを裏切った人には理解できないだろうし、理解を求めようとも思いません。
ただし、自分の周りの人間について語っているものだと思ってください。
浮気経験者の多くを語れるほどのコミュニティを自分は持ちあわせていません。
経験者はほとんどが口をそろえて「まさか自分がするとは思わなかった」という。
当然だと思います。
幼い頃から「自分は絶対に将来浮気をする」と心に決めて育ってきた人間が、そう多いとは思えません。
経験者の多くが、浮気を非難する未経験者(もしくはされた側)に対し、
という。
これも当然だと思います。
経験者からしてみれば、未経験者は「自分たちより経験値の低い」人間かもしれないけれど、
こちらからしてみれば人として大切な何かを自ら捨てた、どこか足りない人間です。
自分の欲望のために、平気で人を傷つけることのできる、悪魔のような人間。
その多くは、隠さなければならない禁断の恋に堕ちた自分に酔って、武勇伝のように語り始めるのです。
一度だけ、自分の心の弱さのために浮気をしてしまい、結果パートナーを傷つけた人です。
二度としないだろう、と語っていました。
もちろん生きている限り、二度目の可能性は0%ではないわけで、いつかまた同じ過ちを繰り返すかもしれません。
ただ、圧倒的に違うのは、こういった人は反省をしているということ。
「浮気は自分が辛かった」という、自己愛の塊のような反省ではなく、単純に
それを忘れない限り、こういった人が浮気をするのは、未経験者より難しいのではないかと感じました。
逆に繰り返し浮気をするような人間は、自分には理解できない思考回路をしているようです。
「バレなければいい」という言い訳も聞き飽きました。バレたらその言い訳は瞬時に通用しなくなります。
一夫多妻制を持ち出す人もいますが、それは他国の話。現代の日本において全く通用しない制度であり、
それに基づいた価値観も倫理も日本人には備わっていないように思えます。
浮気を正当化したい人間も、悪と受け入れ、堂々と開き直る人間も、さほど変わりはないように思えます。
しかしその多くが、浮気とは人を傷つけ信頼を失う卑劣な行為だとは夢にも思っていないように感じます。
女性の浮気と男性の浮気が生物学的に違っていたり、浮気をされた側に問題があったりなど、他にも様々な考察すべき点はありますが、
浮気が悪であるという思いは未経験であるからこそ持ち続けていたいと思います。
いじめと同じく、完全になくすのは難しい問題ではあるようですが。