amazonが頑張って、家電量販店は大慌て。それが現状としてその先を考える。
amazonはそういったショウルーム化している家電量販店に対しては特に積極的なアプローチをしていない。否定もしていない、消極的な肯定だ。もし積極的なアプローチ、つまりショウルーム機能をamazonが内包したらこの現状は大きく崩れる。
ショウルームでは好きなだけ商品を手にとって現物を確かめる。店舗には見回りの人間を配置。商品の説明、解説は動画形式にしてその場、もしくはamazonの商品ページから自由に閲覧。それでも分からない質問があればビデオコールセンターで専門アドバイザーに聞いてもらう、この時のビデオを編集、関連商品にタグ付けして解説動画の更なる充実を図る。ビデオコールセンターは店舗からの質問に対してのみ応対することで、ショウルーム来店のメリットと、店舗営業時間に合わせたアドバイザーの使用を実現。買った商品は基本的に配送のみ。店舗は展示スペースのみが必要なので店舗ごとに倉庫スペースを作る必要はない、省スペースな店舗は郊外ではなくて都市部に集中展開(ここら辺はあんまり今の量販店と変わらんかな)。倉庫と物流は現時点でamazonが有しているものを使えばいい。
こんな感じだろうか。amazonがこのモデルに開発コストをかけるのは厳しいように見えるけど、家電量販店を買い取ってしまえば特にめんどそうな人材開発も簡単に出来そう。
ショウルーム自体のランニングコストをどう回収するかがネック。コストコみたいな会員制サービスにするなり、入場料は回収するが入場チケットに記されたコード入力で入場料分の割引がamazonでの購入に対してされるとかかな。でも家電量販店がなんとかなるしまわると思うのよ。
今現在はショウルームコストがamazonにとって外部化しているからこその利点もあるけど、内部化することで家電量販店にトドメをさしてネット販売家電店が最強になる時代が来るんじゃないだろうか。
こんなこと言っても、amazonはマーケットプレース化していて売主じゃなくなるって話もどっかに乗ってたしこれはアリエナイ話かな。一方の家電量販店が生き残るために積極的にショウルーム化を進めていくのはアリエルかなあ。