残念ながら、複数の人間が一緒に生活している場では、大なり小なり序列ができていじめかそれに近い状態が発生する。
大人の世界でも変わらない。
ただ、精神的に発達途上の人間が監督者の少ない閉鎖的空間に集う「学校」という場所が、いじめが非常に発生しやすい場所なのは間違いない。
そして、「いじめは良くない」というのは真実だが、その念仏を100万回唱えてもきっといじめは無くならない。
いじめられている本人が「耐えられない」と思った時に駆け込める安全な場所を作るべきなのだと思う。
保健室やスクールカウンセラーはその役割の一端を担っているが、きっとまだまだ全然足りない。
学校内に、学校内の教師の序列・校長をトップとする教職員の権力ピラミッドに属さない誰かを配置すべきなのかもしれない。
または、教育委員会や市役所も含めて地元の役所が一致団結して隠蔽に動くようなケースを考えると、
文部科学省に通報窓口を設けるべきなのかも知れない。(担当者はパンクしてしまうかも知れないけど)
具体的な仕組みの形は試行錯誤して改善していかなくてはならないだろうが、とにかく何かシステム的な改善があることを願う。