それは、「知らない」から幸せなのではなくて、「求めない」から幸せなんだよね。
というくだりに、ちょっと見下ろすようなニュアンスを感じたので(おそらく「ちょっと」ではないのだろうと推測するけど)、余計かもしれないけど書いてみる。
オレだって、世界の王侯貴族が生きる社交界の味も、ノーベル賞級頭脳の人と交わすディープな会話の味も、アラブの王子みたいな「趣味で世界中から格闘自慢を集めてバトル大会開催してみた」みたいな趣味の味も知らないけど、(増田は知ってるのかもしれないけど(皮肉))それこそ「スクリーンの向こうの世界」のことであって、別に、切実に求めないから、そんなことで不幸を感じたりしない。むしろ、そういう人は気苦労が多くて大変だろうなーと同情すらしてる。
もちろん、「不幸」なのが悪いわけでもない。それが何かを求める原動力にもなるわけだからね。今ある自分に満足しないのは、それはそれで重要なこと。増田が言うファミリーが、イオンで買い物して飯くって一日遊んでるのを見て、それでいいの?オレはやだな、と思う気持ちも、まあ、分かるよ。ただ、自分と彼らは「違う」のだと、そう思ってる。簡単に「人は違う、わかり合えない」と言ってしまうのはただの傲慢と怠慢だけれど、だからと言って「人は同じ」と簡単に言い切ってしまうのも希望や幻想の類だ。
オレが言いたいのは、仮に上から見て不幸ということなら、それは彼らも増田もオレも、そしておそらく王侯貴族も、仮想の「上」から見れば等しく「不幸」なのであって、そういう発想では、誰も永遠に「幸福」にはならないだろう、ってこと。それどころか、オレが王侯貴族に「同情」しているように、増田も彼らに「同情」すらされてしまっていることだろう、と。そういう世界は、不幸な世界なのかな?幸福な世界なのかな?
幸福というのは、常に「過程」だとオレは思うから。求めて得られた瞬間から、不幸は忍び寄るものだから。
だから、そんな(今ある)世界よりも、お互いがお互いの幸福を追求し、他者の幸福を理解し、それをけなしたり阻害したりしない世界がいいのじゃないかと思う。誰も、誰にも同情する必要もなく、適度に羨みつつ敬いつつ、自分の幸福を「ちょっとだけ上」に置いて、それなりに努力し、それなりには満足をしつつ「明日」を目指している世界が、実現すると本当にいいなと思ってる。
そのためには何が必要か。
それを日々考えているところなんだ。
増田も考えてくれ。
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つまり、目糞鼻糞ということですね。
だからこそ、自分の周辺を自分の身の丈に合った環境にできる人が幸せになるんだよな そこに妥協があるかどうかでも大きく違うんだろうけど
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