2011-05-31

テンプレ怪談

今年も怪談の季節がやってきた

 

某所でこの呼称を見て感銘を受けたので

非常に端的に特徴を表現していると思う

俺はそれまでは「僕の考えた最強の恐い話」とか呼んでたんだけどこっちのほうがいい

 

ネットで怖い話集めようぜとか言うと必ず出てくるひとつステレオタイプな話の類型

匿名型なため作者は不明だが同一の作者を疑わせるほど起承転結がほぼ同じ

例えば八尺様・姦姦蛇螺・邪視コトリバコヤマノケ・リョウメンスクナなど

 

特徴的な部分としては

・ある日悪霊妖怪、祟神と出会い死ぬかもしくは発狂するような強力で確実な呪いを受ける

・そのような非常に危険存在であるのに筆者及びその仲間は地元でも誰もその存在を知らない

カタカナ意味不明漢字名前を持つこの話以外ではほぼ聞いたことがない名称存在

・大体が呪いを受けた後長老存在が出てきて大騒ぎを始める

・その呪いを避けるために聞いたこともないような特徴的で手順の多い儀式を要求される

・その呪ってくる存在の来歴を事細かに説明してくれる存在が出てくる

・設定としては初めて聞かされた話のはずだが細かい部分までよく覚えている

・全体的に呪う存在の由来やそれを払う儀式の説明が事細かで非常に冗長

 

民俗学的には派生として各地に似たような話があるのは当然だと言う人がいるかもしれないが

経験した「筆者」の体験まで似通っているのは不自然である

個人的には怪談はつくり話でも怖がって楽しめれば一向にかまわないと思っているが

怖がらせようというよりも自分の設定を聞いてほしいというような自己顕示欲を感じるためこの手の話が嫌いだ

まぁ稲川淳二が嫌いでしょうがないという人もいるので好き好きなのかもしれないが

こういう話を書く人読んで面白いと思う人間はどういう人間なのだろう

例えるならリング自分の体験した話として語られるような違和感がある

 

はじめに同一人物が疑われると書いたがそうでないならばこの系統の話が好きなフォロワーがそれなりにいることになる

時系列を調べればうけた話があってそれをリスペクトしたフォロワーがいるというだけかもしれないが・・・

  • 今の総理大臣の名前を知らないDQNが、変な法律を作られていきなり慌てだし、 その法律作った連中を在日とか朝鮮系統とか言いだして、 ソース不明のコピペが量産されるのとそっくりだ...

  • 好きだけどな-そのテンプレ 猿夢みたいにわけがわからないまま怖い目に遭うパターンだと、楽しむところが「どんな怖い目に遭うか」っていうとこしかない これに対してそのテンプレ...

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